About

Hajime Sakai

1978.1.28

はじめまして。5畳半の※ガレージウクレレブランド「アンセスターズ」の工房主、坂井祖(はじめ)です。20代半ばに楽器職人を志してから早20年近い年月が経ちました。簡単に経歴をご紹介させて頂きます。

 

※ガレージブランドとは「小規模ながら上質でオリジナリティ溢れるアイテムを作り出すブランド」のことです。ユーザーに近いポジションから作品が開発されるのが最大の魅力で作り手の経験に基づいた有用性の高い工業製品にはない手法のモノづくりを得意とします。

●略歴

  • 2004 (26歳)東京でのサラリーマン生活をやめて名古屋にある中部楽器専門学校ギター製作科へ
  • 2006 (28)卒業後すぐに楽器業界に進まず一旦は岐阜県可児市のクロネコヤマトで契約社員をしながらアパートの玄関で夜な夜なウクレレ製作を始める
  • 2008 (30)クロネコヤマト正社員になり朝から晩までより多忙になる生活の中、帰宅後の深夜の玄関ウクレレ製作にハマる
  • 2009 (31)クロネコヤマト可児御嵩センターのセンター長に若いというだけで昇進(させられ)さらに多忙に。通常の集配業務以外に事務仕事や本社会議に出たりとほぼプライベートタイムが無くなると余計に深夜の玄関ウクレレ製作タイムが輝く
  • 2010 (32)時間はないが金は貯まる月日が続く
  • 2011 (33)ファインウッド森さんの誘いで「真冬のハンドクラフトフェス」に出展する機会を頂き阿佐ヶ谷へ。この時に今の鎌倉クワイエットヴィレッジ堀口村長(当時はpoepoe店長)と面識を得る。
  • 2012 (34)このままクロネコヤマトで忙殺されると何のために東海地方に来たのか徐々に自問し始め密かに企業準備。資金は十分に貯まっていた。
  • 2013年1月(35) 準備が整いプロ製作家として船出。当時の上司に茶封筒に入れた退職願を手渡して退社。こんな封筒一つで辞められてしまうもんかと少し寂しかったのを覚えているが25歳で楽器製作者を志して丸十年、とにかくスタート地点には立った。
  • 「自分ウクレレ製作者始めます」と宣言したところで誰もそんなことは知らない現状を打破すべく5月東京ハンドクラフトギターフェス出展。
  • たまたま会場で知己を得たキワヤの原京子さんのご厚意で6月ウクレレマガジン・バイヤーズガイドに掲載して頂く。運が良かったとしか思えない。さらに会場にジャパンツアー中だったタイのウクレレアーティスト、アピラクと知り合う。マホガニーモデルをいたく気に入って頂き彼のシグネイチャーコンサートを作る約束をする。
  • 大枚叩いて9月ホノルルへ営業。
  • 11月大阪サウンドメッセ出展。同月岐阜に来てくれたアピラクに約束のコンサートを引き渡す。御礼にアピラック・プライベートライブを当工房にて開催してくれた。
  • 2014.3 (36) プロミュージシャン・海田明裕さんを工房にお招きして工房ライブを開催。
  • 5月第10回東京ハンドクラフトフェスに二回目の出展。そのときウクレレショップオハナ代表の馬野さんと知り合う。同年5月より取扱が始まる。
  • 2014年6月16日発売となったウクレレマガジンvol.11「にっぽんのウクレレ工房」に掲載される。※リンクから販売ページへどうぞ
  • 2018 (40) 2016年にポエポエから独立して鎌倉にウクレレ専門店を立ち上げていた堀口さんのお店、クワイエットヴィレッジにて取り扱い開始する
  • 2022  (44) デザインや設計思想以前のモチベーションの根っこを見つめ直す一年となる。お店にとって、ユーザーにとって、そして自分にとってどんな製作スタイルがワクワクするのかを2023年は一番に重きを置いて取り組んでいきたい。

 

 

  • 2023 (45) デザインを一新。QV・OH・PP・STの4つの基本パターンを製作中。モノトーンに近い雰囲気のシンプルなモデルを生み出すべく目下試行錯誤中。

 

 

2023.5 愛犬アルと一緒に