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師走展ウクレレの試奏動画公開

宅録風景

緊張しまくりです^^;

 

 

今週末に迫った「師走のウクレレ展」に出品する5本の試奏動画を撮りました。宅録する時はまず…服装をスタジオミュージシャン気取りにして気分を高めることから始めて(爆笑)、軽くストレッチ、深呼吸で準備OKです。何度やっても収録って慣れません。撮影はいつもの富士フィルムのミラーレス一眼に標準単焦点レンズを取り付けて置きピンにした上でスマホとBluetoothで繋いで遠隔操作でスタートストップ。音響はなるべく弾いてる本人の耳で感じているのと近い位置の実際の音をそれはそれは生々しく録りたいので写真のようにMXL社のコンデンサマイクをセットしてインターフェース→マックブックのガレージバンドでファイル出力してます。最後に動画ファイルと音声ファイルを同期させて2分弱の試奏動画の出来上がりです。マイクの位置と弾く位置を調整するのに結構時間がかかりますが一度決まっちゃえば繰り返すだけ。むしろ難しいのは映像の方で、置きピン(マニュアルフォーカスであらかじめピントを決めておくこと)にして撮るんですが5センチ手前や奥に自分がズレてたりすると肝心のウクレレがぼやけて手にピントがいってるなんてことがよく起きます。オートフォーカスで撮ると古いレンズなのでギーコギーコと合焦音がひたすら鳴り続けてノイズまみれになっちゃうのでマニュアルにしてます。

 

 

 

 

 

 

 

モニタで波形を見つつ位置決め

 

ウクレレ作りは音作りですのでほんとは毎回試奏動画を完成させるまでが仕事なんだよな〜と反省して今回から時間を取って撮影することにしました。全国に試奏したくてもできない方はきっとたくさんいるはず。なのでなるべく自宅で弾く環境下の演奏者本人の耳に聴こえる生音をリアルに収録したものをお届けできればと思います。

 

 

 

 

 

 

QV345 Type1S SOPRANO

 

弦はオルカスミディアムに変わってます。普段はソプラノの345mmスケール、12フレットジョイントのマホガニーばかり弾いているのでこのウクレレは馴染みもあってほんとに弾きやすいです。自分のソプラノよりも断然こっちの方がいい音してます。テンションも柔らかくて押弦も楽ちん。音は特に2弦と3弦が太いので迫力もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

OH375 Type1S SOPRANO LONG

 

このOHは軽くてホールド感も馴染みよく、弾きやすさは今回の中で一番だと思います。音量も申し分なくて伸びもあるので弾いていて飽きないです。同じローズサイドバックの375mmスケールでも↓のPP375とかなりキャラクターが違います。ボディがタイプ1で小ぶりな本機と一回り大きいタイプ2のPP375で音の束感が変わってきます。さらに表板がこっちはシトカでPPはシンカーレッドウッドという点でパンチの効き方がちょっと違います。サイドバックは同じローズでもこっちはライトブラウン色で油分控えめの軽いローズ、↓はダークブラウンの少々重めなローズでロングサスティンがウリのソプラノロングです。同じ375mmソプラノロングでも好みが分かれそうな2本です。

 

 

 

 

 

 

PP375 Type2S SOPRANO LONG

 

そしてこちらが↑と同じ375mmスケールでありつつボディが一回り大きなタイプ2で表板がシンカーレッドウッドというソプラノロングです。「百文は一聞に如かず」ですのでまずは聴いてみてください。…ね、全然キャラが違いますでしょ。うちのウクレレの面白いシステムでスケールとボディを組み合わせて作れるんです。部材の選択も加えて自分好みのウクレレを作れます。「指板にポジションマークがないと困りませんか」とよく質問されます。答えとしては「僕は」困りません。サイドポジションしか見ませんし、この撮影中はカメラのモニターを見ながら弾いているので指板は見ません。ポジションマークはあってもなくてもいい派です。

 

 

 

 

 

WM396 Type3S CONCERT LONG

with OGAWA INLAY CRAFT "白駒草"

今回の自分の出展作品の中でも花形になる一本がこちらWM396、Type3Sです。秋に小川さんと指板インレイの打ち合わせをした時に北アルプス後立山連峰の縦走路に咲く白い駒草の話をしたことがきっかけで誕生したデザインです。ぜひ現物を師走展でマジマジと見て頂きたいです。ほんっとに綺麗なインレイです。そこに咲いているんじゃないかと思うばかりの自生感。咲いてない花弁もデザインに組まれているところにリアルさがあるんです。アバロンで入れられた葉も実に見事で、緑から青までイルミネーションのごとくキラキラと輝きます。ヘッドの化粧板はハカランダ、ロゼッタに赤と黒を基調にしたスタビライズドバールで時節柄クリスマスカラーにまとめました。音も太いです。

 

 

 

 

 

 

 

WM432S TENOR

with OGAWA INLAY CRAFT "銀唐草"

 

今年は夏にテナーモデルを設計からモールド(型枠)、さらに曲げ型まで作り直しました。これまでよりもアッパーバウト(くびれより上)を大きくして八のじに近づけました。同じ設定で録音しているので音量比較もしやすいんですがやっぱりテナーはデカい。どうも諸先輩方から聞いたことは本当らしく、アッパーを広げることで鳴り方がガラッと変わリました。奥行きが出るのは予想していたけどさらに艶も出るんですね。テナーの鳴りはほんと華やかですよね。シトカスプルースとハワイアンコアの相性もあるんでしょうけど、出音がどこも突出せずフラットなのでステージや現場向きなウクレレです。ラインアウトでのイコライジング作業にはきっと重宝する鳴り方だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一昨日工房遊びに来てくれた高井さん

 

今月もちらほらと工房に遊びに来てくれる方が見えるんですが一昨日は自作ウクレレを持って見せてくれました。めっちゃいいウクレレでびっくりしました。手にしているのはコンサートです。師走展にも来てくれるとのことです。嬉しいな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

コーヒー豆ありがとうございました☺️