赤裸々に頑張るべし

早くも一週間が経ってしまいました。また先週と同じ近所の「とみぱーく」に次女と来ております。

道すがら買ってきたバーガーを一緒に食べつつ

白詰草を集めたりして遊びました。

家から見える御嶽山もだいぶ雪解けが進んでます。毎年登ってますが今年も来月末に行く予定です。岐阜県側からの御嶽山ばかり見ているのでたまに反対の木曽側から見たりすると御嶽山に気がつきません。「なんだあのでっかい山は」みたいなこと毎回繰り返してます。

 

 

さて、4月の第三週はオハナさん行きの三本の素地仕上げから始まりウッドシーラー、サンジングシーラーと進みました。天候が安定した一週間だったので塗装は順調に進んでおリます。同時進行で進めている次の三本の木工は箱化まで進みました。2023年冬に工房から直販する予定のウクレレです。白黒ストライプのシンプルなモデルで、木工完了まで終わらせて秋以降に塗装に入れる予定です。

去年からツーステップで価格が上がってしまっている塗料。去年から塗料だけじゃなくて木材からペグまでどんどんと仕入れ価格が上昇しちゃってます。そこに秋からのインボイス制度も始まるという…。いやはやどんな業態でもきっとみんな同じ状況だと思いますがここ数年は頑張りどきですね。どうにか工夫してより良いものをと、作る物の手間を倍増させていても値段を抑えないといけないジレンマと言いますか。デフレスパイラルばかり危惧していた過去10年とは真反対の世界中がインフレで苦しむなんて一体誰が想像できたでしょうか。…と、一庶民が賢そうなこと言ってもできることを尽くして乗り切っていくしかないです。同じ業態の人同士が力を合わせて一点物のウクレレビルダーシーンを盛り上げていく時がきたんじゃないかと日々考えております。

OH360 Ⅰ

OH392 Ⅲ

世間の生活苦はつゆ知らず工房脇の小手毬は例年よりも一週間以上早く満開を迎えております。1940年代のギブソンやマーチンが戦争の時代を乗り越えた時の逸話で、物資が不足してネックのトラスロッドの代わりにエボニーを入れたなんて話を思い出します。それに比べればここ1、2年の物価高騰なんてまだ大したことはないかも知れませんね。カッコつけずにがむしゃらに。赤裸々に。この頃はちょこちょこと海外からのオーダーがあったりブログを見てくれていた香港の方が鎌倉まで購入しにきてくださったり(どうやって日本語理解しているのだろう)、ブログの発信力を改めて認識するようになりました。この頑張りをきっと世界の誰かが評価してくれているはず。そう信じて泥臭くやって行こうと思います。では4月最終週も頑張って参りましょう!