息抜きに来ました。

九月末から十月末までずっしりと溜まっていた仕事を一気に進めてしまおうと意気込んで工房に引きこもっておりました。ひと月で九箱のボディを組み上げました。さすがに疲れが溜まってきたのでハロウィンに愛犬アルと一緒に平湯キャンプ場にお邪魔しております。翌朝の霜月一日、雨の中しっぽりと焚き火をしながらこの記事を書いております。
写真はさきほど三脚を立ててタイマー撮影しました。良い感じにアルも笑ってくれてよかったです。


今年は円安の影響なのか分かりませんが海外からの問い合わせがやたらとくるんです。日本国内での販売は驚くほどサッパリなんですが…(国内ショップの関係者の皆様にはご迷惑をおかけししてほんと申し訳ありません)。結局のところ去年より忙しくなってます。昨日の記事でも書きましたがオーセンティックな345ミリの王道ソプラノを数本同時に作るなんて状況はこれまでありませんでした。海外とは言っても海外在住の日本人の方からの問い合わせやオーダーが大半なので語学力皆無の私でもメールのやり取りは問題なしです。
これもインターネットのおかげなんですが打ち合わせやちょっとした仕様の確認も日本だろうと海外だろうとメール一つですぐ出来るって凄いなと今更思いました。こないだもオーストラリアのオーダー主様と仕様の確認でオーナメントの有無をどうしますか的なメールを送ってその日のうちに回答が来たり。カナダの方とどんな材が使えるかやり取りできたり。凄いもんですね。インターネット。


同時に思うのは私は日本にいるので燃料費やら小麦類の食べ物の価格、お酒、色んなものがどんどん買いにくい状況になってる実感しかないんですが海外の方はやっぱりその反対なんでしょうか。ここまで物価の動きが目まぐるしい一年は経験がないのでこれまで通りのやり方を早いうちに見直さなきゃいけないと考えました。きっとこの円安の状況は来年もしばらく続いていく前提でもっと海外に目を向けたわかりやすいモデル名とそのデザインやラインナップに変えていこうと思います。

でも一番肝心なこと、とことんウクレレ製作を楽しんでいくスタイルは変えずに。全体的に事業は逆風真っ只中にはありますが、抗わず工夫しながら一歩ずつ頑張って参りたいと思います。