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pro3 Hawaiian Koa

#262 Classic soprano .pro3 Hawaiian Koa Master grade

 

ありがたいことに今週も何とか計画通りに進んでおります。「何とか」というのは、突然学級閉鎖になったりで娘らが今年に入ってからほとんど家にいる状況なのでちょこちょこと自宅の様子を見ながら仕事を進めなきゃいけない。ま、女の子二人なのでほとんど手はかからないんですけどね。でも下の子が隙あらば鉛筆投げ出して遊んでるヤツなのでちゃんとオンライン授業に集中しているかを監視しております。不定期に工房から自宅へ様子を見に行くんですが、玄関を開けると同時に部屋の奥でバタバタッ!っと走る音がする(笑)。たぶん慌てて勉強姿勢に戻ってんでしょね。ドリフの学校コントか。これって小学生の子供がいる家庭みんな同じ状況だと思うんですが。うちは自営業で私が常に工房にいるのでどうにでもなりますが共働きの家なんて地獄でしょうね。前触れもなく昼間に学校から「クラスに陽性者が出たので明日からしばらく自宅学習になります」と電話がくる。でも会社になんて言うんだろう。「子供が」が通用しない日本企業風土。おじいちゃんおばあちゃんがスーパーサブで近くにいることが多い岐阜は比較的何とか融通が効いているようですが核家族一辺倒な都会の家庭はそうはいかないんじゃないだろうか。それと困るのがオンライン授業は出席でも欠席でもないグレーな扱いで成績もつかないこと。行政もてんやわんやで大変なんだろうけども。

 

 

それはさておきクラシックソプラノ出来上がりました。鎌倉行きのハイグレードモデル、[PRO]シリーズの第3弾です。なんかこのproシリーズを出した後しばらくして中国メーカーがproと名のつくモデルを出してましたね。面白い。

 

さぁ今日は鎌倉行きのもう一本の仕上げです。ちょっとこっちの方は苦戦しそう。やっぱり変わり種の組み合わせなので最終的にどんなテイストに仕上げるかで全体的なサウンドキャラクターがガラリと変わりやすい。ユーザーのみなさんはあまり知らないかと思うけど、この最後の調整で楽器の個性がかなり変わっちゃうんです。で、失敗するとなかなか手直しが難しい。料理と同じ。木工までが良い材料の選定と下準備と出汁をとってじっくり丁寧に作る段階だとすると組み込み調整は味付け。調味料やら塩加減。サドルやナット、フレットのレベリング。ここを良い塩梅になるように慎重に探り当てる作業が最終仕上げです。虎杢マホガニーはそもそも変わった鳴り方をするのでサイドバックのシンカーマホガニーとの相性をマッチングさせるのが難しい気がします。が、かんばろー!果たして今日中に終わるのか否か!

一見ちゃんとやっている風