今週もお疲れ様でした。
米国の方からのオーダーで指板にハワイのIWA、日本名でオオグンカンドリをインレイしています。黄蝶貝から切り出しました。自分でやるインレイは久しぶりです。
ローズ指板、良きです。
Marco Todeschini is making some of the the most innovative instruments in the ukulele world from experiments with Paper Mache to building UFOs
イタリアの弦楽器製作家、マルコ・トダスキーニ。動画で彼が手にしているのはサッコというモデルで、珈琲の麻袋のファブリック素材をベースに樹脂で固めたサイドバックに表板はシダーという変わり種。この製作過程が9本の動画で紹介されていて全部拝見しました。面白い!ポッドキャストの中でマルコがスピーカーのコーンの構造が理想的なサイドバックと話している(聞き違えてたらマルコごめんなさい)通りサウンドホールに向かってボール状になった器に幕を張る作り。ただこのモデルは樹脂を成形する過程で結構な健康上のリスクがあって今新たに新しい素材で新型サッコを生み出したそうです。その素材というのが彼の奥さんが扱っていた紙ベースの素材。かつて、クラシックギター製作家の大家であるスペインのアントニオ・デ・トーレスが表板の重要性を立証する目的でサイドバックをボール紙で製作したことは有名な話です。彼はそこにヒントを得て(ような話を冒頭にしていた気がします)新型サッコにあり着いたそうです。ギターではオベーションがサイドバックにガラス繊維強化プラスチックを使ったいわゆる「ボウルバック」が有名ですよね。あれと同じ原理かと思います。いやはや、世界には面白い製作家がたくさんいるもんですね。マルコも然り、この次の回に登場するドイツの製作家の回もダブルバック構造を採用していたりしてなかなか面白い方でした。ダブルサイドバックに似たようなことは私も大昔にやったことがありました。バック二枚ではなくてブリッジの下あたりの位置に幅10センチほどの「響板」を仕込んで振動が衣服で吸収されてしまう前に箱全体に反響させてしまおうという試みでした。何本か作りましたが…ま、うまくいかなかったです。マルコのように挑戦的な製作スタイルは刺激もらいます。楽器を作ることにストイックに取り組んでいる姿勢が何より素敵。あ、そうだった。楽器作りが好きだからこの仕事してるんだった。そういう本質的な部分、ずっと繰り返していると忘れがちです。いいエピソードでした。 イタリア北部のビルダー、マルコにいつか会いに行ってみたいな。
https://www.marcotodeschini.com/


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