今月半ばから製作開始の4本
ボディ製作は佳境です。
ハカランダサイド
コンサートモデルのブレイシングはパラレル

40℃を超える真夏になると忘れてしまうのが真冬の寒さですね。美濃加茂もそこまでではないにしろ朝晩は0度前後まで冷える日も結構あります。それでも暑いよりは寒い方が好きな工房主であります。

遠くアメリカで開催されたNAMM SHOW 2025。
ご縁あってテナーモデルを出展させて頂くことができました。実際にアナハイムに行ったことも一度だけありました。2005年のNAMMだったかと思います。まさか20年後に自分がここにウクレレを出展する日が来るなんて信じられない思いです。

キワヤさんの出展ブースに置いて頂きました。一番上の真ん中、ベストポジションに並べて頂き感謝の限りです。スマホで動画を撮っておられるこの方ですが、後で知りましたがユーチューバーの方みたいです。この方の動画のおかげで会場の様子を窺い知ることができました。世界のウクレレのレベルの高さ、そして国内きってのルシアー「Naturel」さんの美しいウクレレに感動です。いつか自分もここまで精巧なウクレレを製作できるようになりたいです。
7:00あたりでAncestor's登場

何がともあれ世界最大の楽器展示イベントに出展できたことはとても印象深い出来事となりました。キワヤ商会さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。このウクレレは東京上野のキワヤさんで展示販売中です。小川インレイさんの見事な富嶽三十六景「Great Wave」を見に行って頂きたいです。新千円札の裏がまさかのこの図柄です。一応出展前に工房で撮った写真もあります。
受験の神様に御礼詣
「井の中の蛙、大海を知る」じゃないですがほんと世界は広いですね。もっと個性を全面に出していかないといけないなと反省。色んな海外の楽器バイヤーたちが言ってることでもありますが日本人製作家ってかなりレベルが高いそうです。でも、こうしてNAMM SHOWのウクレレを見ると海外こそ半端なくレベル高いなと感じます。機械化できる部分は徹底して機械化しているのがカニレアの特徴だと個人的には捉えているんですが、日本国内のビルダーでも結構NC使ってる人が増えている印象があります。ナチュレさんはもうだいぶ前からNC導入していたと聞きます。2013年ごろだったかな。北名古屋にあった「ほくぶ亭」という店で一度だけ猶木さんにお会いしたことがあります。とても腰の低い方だった印象が残ってます。製作スタイルにおいて進んだ考え方を持っている人と話すのはとても楽しい。と同時に伝統的な手法で全て手作業で作り上げるスタイルの製作家と話すのもなお楽しい。今後はもっと積極的に話してみたい同業に会いに行ってみたいと考えてます。先日、地元の虚空蔵様に長女の受験が無事に終わったことを報告しました。二年間、毎朝5時に起きてビシッと机に向かう背中に親父の自分が「もっと頑張らにゃいかん」と叱咤されるような日々でした。ほんとよく頑張った。偉い。