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ウクレレショップオハナさんへ納品に行って参りました。

オーダー頂いたウクレレ持ってオハナさんに行って参りました。昨年5月以来です。15時の予定でしたがウクレレそのものを忘れていることに気がついて一度工房に戻るという実にしょうもないアクシデントで30分の遅刻です。申し訳ない。




オハナオーナーの馬野さんです。昨年末の師走展以来です。風邪が流行る季節ですがお元気そうで何よりです。Ancestor'sは2014年から取り扱って頂いているので今年で10年。誰もうちの工房の存在を知らない頃から可愛がって頂いてます。常時300本以上、綺羅星のごとく居並ぶハワイ製の個人製作ウクレレや国内の有名ビルダーのウクレレに出会える場所、ウクレレショップオハナ。自分なんてまだまだ未熟、改善点はいくらでもあることをここに来ると再認識できるので年に一回は必ず来るようにしています。





 

 

 

 

OH360RE/Type1

 

今回オハナさんから頂いたオーダーウクレレ、OH360REのタイプ1です。詳細はタイプ1にまとめておきました。初めての試みとしてバインディングにエボニーを使いました。一般的に比重の高い硬質な木をバインディングに使うと、よく言えば「音が締まる」んですが言い換えれば硬くなりがちです。それじゃ何でそんな硬くなるリスクを背負ってでもエボニーを使うのかと言えば、外観的にボディ縁取りをブラックにするとエレガントな雰囲気になるから…でしょうか。黒色は表板がどんな木どんな色であっても相性が良く締まったデザインに仕上がります。ただ、重く硬い木を薄くして熱で曲げるのはなかなか難儀する上に音も硬くなるリスクの多い選択になることを受け入れなきゃいけない。以前の自分はこれが理由でエボニーをバインディングに使うことを遠ざけてきました。

 

 

 

 

 

 

 

がしかし。彼(坂井)は成長したようです(笑)

 

 

まず使うエボニーの断面のうねり方をよく観察して、多分ここをカットすると中はこうなってんじゃないかという当たりをつけるんです。比較的うねりの少ない部分を選んで丸鋸で2mm幅にスライスしていきます。重量を落とす目的でそれをさらに1.5mm厚までドラムサンダーで落とし込みます。そこに0.3mmの白線をボンドでくっつけてベンディングアイロンで曲げるんです。そうすると熱でうねらず割れずしっかりと使えるウッドバインディングに化けます。これをトップ2本、バック2本ずつ作って真ん中で繋いで出来上がり。ボディ接着後にスラント加工(豆鉋で斜め半分にする)を一周施してさらに重量を落とします。これでエボニーバインディングであってもまるでCABバインディングのような軽やかで柔らかいサウンドに仕上がります。どんな木材であってもよく観察して柔らかい音になる方法を考える癖がなんとなく付いてきました。これは多分、成長と言っていいと思います(笑)

 

 

 

 

 

 

Ancestor’s コンサート使いのルナさんが納品に合わせてオハナさんに来て下さいました。instagramでいつも素敵なオリジナルソングの投稿を拝見してしていたので実際にお会いできて嬉しかったです。いつかルナさんのライブにもお邪魔したいと思っています。加太のカフェあたりでやってくれないかな。海でのんびり車中泊でもしながら休暇を取ってみたいなんて妄想しちゃいます。

 

ルナさんのInstagramアカウント⇨https://www.instagram.com/petit_uke?hl=ja



 

 

 

 

近鉄の新特急「火の鳥」で帰路につきました。ブルーリボン賞を受賞した列車。実物を拝見してみるとめっちゃかっこいい。メタリックレッドに金色の火の鳥ロゴ。色使いの参考になるかなと思って乗ってみたかったんです。黒と金は渋くマッチングするのは知ってたけど赤と金もいいですね。今度ウクレレに流用してみよう。



 

 

 

ではまた!