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濃い選択

素杢コアフェチに捧げる濃いソプラノ

「判断基準」ってのは人それぞれ違う。そこなんですよね。ほんとに。

 

当然誰しもが普段メインで使っているウクレレがその他ウクレレの評価基準になってくる。高い安い全く関係なく。比較になるのはあくまで音と操作性。僕も然りです。

 

 

例え話からしますと。普段シナモンローストの酸味系のコーヒーを嗜んでいる人がいるとする。その人が試しに真反対のシティローストの深煎りを頂く。当然、かなりの異文化感と違和感がまずくる。でもそれを気に入ることもあれば、酸味系の果実の味わいがたくさん感じられる元のロースト具合に戻ることもある。その反対も然り。例えば普段はペーパーフィルターで雑味を悉く取り除いてスッキリ味わっている人がいるとする。その人が試しにフレンチプレスで頂いたのなら、油分含めて豆ガラの奥まで抉り出してくる豆そのものを食べ尽くすかのようなディープな味わいに驚いて手を止めてしまうかもしれない。でも案外気に入ってしまうかもしれない。その反対も然り。

 

 

 

普段どんなものを嗜んでいるかで同じものでも全く違うものに見えてくる。これは歌物、ソロ弾き、指弾き、ジャカソロなどなど様々なウクレレスタイルのユーザーが存在する市場にウクレレを送り出す上では絶対に避けられない事実。なので自分の作りたい音がベースではあるけども、珈琲で言ったらミディアム程度の弾き味を目指して仕上げていくように心がけてます。ただ、それは焙煎具合の話で豆にはこだわる。大きなメーカーウクレレがブラジルやコロンビアだとしたらうちはスマトラタイガーあたりでしょうか(笑)

 

 

何だか意味不明な記事になっちゃいましたが言いたいことは伝わりましたでしょうか。

うちのウクレレを選んでいる時点でロースト具合どうのこうの以前に、相当濃いとは思いますが。

そんな笑うなってば

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コメント: 2
  • #1

    なつしお (土曜日, 20 8月 2022 11:38)

    楽器店で触ってみて好きだったというのももちろんありますが、僕が一番心を動かされたのは坂井さんが拘りぬく姿勢それ自体でした。

    毎度更新楽しみにしてます!

  • #2

    坂井 (日曜日, 21 8月 2022 14:18)

    なつしおさんこんにちは!
    ご愛用に感謝です。有り難うございます。嫁さんには拘りすぎるのもほどほどにとよく嗜められております(笑)今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。