· 

生楽器の体調

日中暑くて仕方ない方↑

いよいよ湿気の多い、暑い季節になってきましたね。

人がそう感じると言うことは犬も楽器も厳しい環境にこれから入っていくと言うことでもあります。

 

先日鎌倉クワイエットヴィレッジの村長様と電話で話した際に「楽器や弦の体調はいつも変わる」的なことがテーマになりまして。

 

そうなんです。人間に体調の良し悪しが常に意図と関係なく存在しているのと同じで楽器にも体調みたいなものが実際あるんです。

 

「今日めっちゃいい音の出方する」日の翌日は「あれ今日は大人しいな」なんて経験ないですか。

やっぱりね、木は生き物ですから日々変化しているんでしょうね。きっと。

 

自分がいつも弾いているマホガニーのソプラノロングくんは晴れよりかは薄曇りくらいの日が一番音が大きいんですよ。そんでもって狭い室内より広い外の方が今の時期はご機嫌な鳴り方をします。特に山の稜線とかで弾くと気持ち良いなんてもんじゃない光悦サウンドを放ってくれるんです。

 

 

ブラックナイロン弦を張っているのでなおさら季節や天気で音が変わる。

ナイロン弦はそこも面白いです。いつも体調が違う。いい時はめっちゃいい。普通な時はめっちゃ普通。ひどい時はあまりないです。良いか、普通。

 

あとは弾いてる自分自身の体調も当然ありますよね。

いつも弾いてる時間以外のタイミングで弾くとどんなに愛器の調子が良くてもまるで耳に入ってこない。

 

村長様とそんな話をしてました。

いろんな体調、状態、条件でいつも変わるのが生楽器の面白さ。

なのでどのタイミングで来店するかでウクレレとの出会い方も変わっちゃうのも事実。

 

そこも含めて出会いなんでしょうね。