· 

秋の、ひるがの高原キャンプ

無事に鎌倉へ発送も済んで一息つきに郡上高鷲へやって参りました。僕が5年前に初めてソロキャンプをしたのもここ、「ひるがの高原キャンプ場」でした。5年前は正直今ほどキャンパーもいなかったように記憶しています。今年のコロナ禍で急にキャンプが流行りだしたんですかね。

 

 

 

秋は「一雨一度」と言うらしいですがここ数日でだいぶ秋も深まりつつあるようで今夜も気温5度と冷え込んでおります。ひるがの高原は標高が千メーター近くあるので美濃加茂より7度か8度低いです。こうなると焚火の暖かさが身に沁みます。

 

 

 

 

一パック五百円で買ったカンパチ。わさび醤油で頂きます。いつも鰹のたたきかカンパチの刺身を持ってきます。たまの贅沢ってやつです。二年前にわが美濃加茂市にですね、富山に拠点を置くスーパーがオープンしたんですよ。「アルビス」って言うスーパー。やっぱり富山ってだけあって魚が新鮮なんです。そこで買ってキャンプに持って行きます。



 

この孤独感がたまらんのです。今回の鎌倉三本に思いを馳せたり次に仕上げるシンカーマホガニーのクラシックソプラノとモダンソプラノがどんな鳴り方になるかを夢想しながらぼーっとゆらめく焚火の炎を眺めます。シンカーマホも久しぶりなんでワクワクします。マホガニーって言うやつはほんとに多種多様ですよ。同じ中米ベリーズ産であっても全く出音が違うことがある。ましてや年代物のシンカー材ともなると比重がかなり違う。重い。固い。マホガニーの広く深い海はどこまでダイブしていっても底知れない魅力に満ちています。

 

 

 

 

 

昨日モレラ岐阜で買っておいた山形の吟醸酒。どんな呑み心地だろうなんて妄想しながら選んだ初めての山形酒。最近華やかな香りのする吟醸酒にどハマり中です。フルーティーとはよく言ったもので、酒米だけで作ってるはずなのになぜかほんとに白ワインみたいな、でもワインとはまた違う日本的な和の果実酒のテイストになっているから不思議です。杜氏の技なんでしょうね。酒米の炊き方は朝の天気一つで何通りもあるってんだから楽器作りと通じるものを感じます。酒米の蒸し上がりをどのタイミングにするかで出来上がってくる酒の風味が変わるそうです。それを平安時代から培ってるんだから凄い。

 

 

 

南部鉄器と焚火であっためる静岡おでん。これがまた地酒に合うんだ。若いころはキャンプなんてこれっぽっちも興味なかったんです。まして日本酒なんて「おぇ~」でした。年齢とともに趣味趣向って変わってくもんですね。わざわざ寒いとこ出向いて外で居酒屋遊びする。それが何故か楽しい。

 

 

 

家で頂くより寒い外でしっぽり頂くおでんの美味さと言ったらないです。ひとしきりおでんを平らげたあとはこちら…

 

 

 

秋と言えば秋刀魚。しかも炭火でじわじわと炙る昭和テイスト。じゅわぁぁぁっと旨そうな音を滴らせる。ふかふかな身をほぐして大根おろしで頂きます。今年も不漁で一尾250円もしましたが外せません。

 

 

 

 

 

宮崎県へのふるさと納税でゲットの地鶏串焼き。こちらも炭火焼きです。こないだラジオで知ったんですが九州って鳥肉文化が日本一なんですって。特に久留米あたりが。知らなかった。博多では「水炊き」ってやつが有名だそうで。今度それだけのために新幹線で行ってみようかな。

 

 

 

朝の挽きたて珈琲。焚火で沸かした湯はスモーキーな香りがして美味です。特に寒い朝に頂く炭火珈琲の美味いこと。

 

 

 

 

飯盒炊飯で炊き込みご飯を作ってます。

 

 

 

鶏五目ごはんの炊き上がり!

 

 

 

 

 

我ながら上出来の美味さです。ちょっとひと手間加えるだけでメシって激ウマに化けますよね。わざわざこのためにお高い出汁パックを昨日買っておいたんですよ。大当たりの美味さです。

 

 

 

 

サン津軽!実はリンゴ剥いたことない。

 

   

 

なんとかむけました。

 

 

 

 

食後は読書。最近浅田次郎ばっかり読んでます。

「大名倒産」が面白かったのでこちらも買ってみました。

 

 

 

 

「秋の、ひるがの高原キャンプ」

 

 

おしまい