近年ほんとにコア多め
昔から私の製作スタイルを知っている方なら多分ご存知かと思いますが基本的にうちは比較的地味で渋めな取り合わせの木材を主に使ってきました。自分が意図した訳ではなく、例えばオハナの馬野さんからのオーダーはほぼ9割近くがシダーローズだったり関東のお店からは比較的マホガニーのオーダーが多かった印象があります。それが昨年あたりからはどうしたことかコアのオーダーがまあ多いこと。今年初めに作ったマスターグレードのコアソプラノは昨年のお客様の持ち込み材でした。「これで作ってほしい」と送られてきた極上のコアでした。面白いことにそこからずっとコアのオーダーが続いています。実は個人的にずっと使っているソプラノはオールコアです。そんなに派手な杢のものじゃなくて素杢に近いコアです。それをハイG用に使ってもう一本、マホガニーソプラノをローGで使っています。音の塊がサウンドホールからポっと弾け飛んでくる印象、コアはそんなイメージ。柔らかい音にしたいならなるべく薄く作る必要があるわけだけど、こういう激しい杢のコアは薄くすればするほど湿度に敏感に反応して畝りやすい。扱いが難しい。音の柔軟性とボディ剛性、この相反する目的をどうやって両立させるかが今後の研究課題です。具体的にはブレイシングの太さ、高さ、配置。ブリッジプレートの厚み、幅、長さ。この二要素をどんなふうにバランシングするか。コアウクレレも奥が深いですね〜。
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