STEP2 木工工程・前半

材です。今回は表板にウエスタンレッドシダー。サイドバックにはホンマホ。シダーは数年前にお蔵入りしていたものです。使おうと思ったら後からそれ以上に良いものが入ったので2軍落ちしていました。試作で使うにはちょうど良かったです。

 

 

 

 

 

感動のテンプレート初使用の儀を執り行います。どんなモデルもこの試作機を作ることから始まります。実際に形にしてみて胴厚の具合やらブレイスパターンの具合やらを見ておきます。だいぶ経験則もついてきたので狙いがつけやすくはなってきました。今回の胴厚は74mmあたりにしてみようと思います。

 

 

 

 

 

表板の製作から行います。シダーフェチの皆様のためにサービスショット(爆)。マクロで思いっきり寄ってみました。2軍とは言えなかなかのものです。シダー特有の香りがします。前にもブログで書きましたがシダーは日本の山林によく植林されいる杉とは違います。北米のマツ科スギ目です。マツの仲間です。ここでシダーについて木材専門サイトより説明文をお借りしておさらいしておきましょう。

 

 

ウエスタンレッドシダー(カナダ杉)

 

ウエスタンレッドシーダー(カナダ杉)はカナダのブリティッシュ・コロンビア州(BC州)一帯に育成し、豊富な雨量、比較的温暖な環境条件の中で、通常高さ60m以上、直径2m以上に成長します。8億2400万㎡のおよぶBC州の成熟林蓄積量のうち、およそ80%は太平洋沿岸、残りは内陸部の湿潤地帯に存在します。ウエスタンレッドシーダーは、BC州の木材蓄積の約10パーセント、同州年間木材伐採量の10%を占めています。

ウエスタンレッドシーダーは、日本ではカナダ杉の名前で紹介されています。かつて北米西海岸に住むネイティブカナディアンは、この地方特有のウエスタンレッドシーダー(学名:Thuja plicata ヒノキ科・ネズコ属)を「生命の樹」と呼び、その樹皮・根・木材を広く生活に活かしてきました。美しく耐久性がある上、あらゆるものに利用できるウエスタンレッドシーダーは、今日では世界の人々に、たいへん愛されています。

ウエスタンレッドシーダーの最も重要な特徴は優れた耐久性です。ウエスタンレッドシーダーは針葉樹のなかでも最も耐久性があり、ほとんどのどんな環境条件のもとでも長年支障なく使用できます。ウエスタンレッドシーダーの耐久性はthujaplicnsと呼ばれる殺菌力のある抽出成分と、thujicacidという防虫性能のある抽出成分によるものです。

 

 

音が木材に進入すると粘性抵抗が作用し、音エネルギーの一部は木材構成要素の振動エネルギーまた熱エネルギーとして吸音されます。一般にこの吸音効果は木材の比重の小さいものほど高くなります。従ってウエスタンレッドシーダーは吸音率が高く、優れた音響効果が期待できるわけです。

 

...ということでカナダ杉の魅力についての説明でした。

 

とってもやわらかい材なので少し厚めの2.0mmにしておきます。最終仕上がり厚は1.8mmあたりでしょう。

 

 

 

 

 

 

ドレメルのジグポストが入る穴を4.8φで開けます。

 

 

 

 

 

 

ドレメルです。これでサウンドホール飾りを入れるための溝を掘って行きます。

 

 

 

 

 

 

 

柾目のスプルースやシダーは刃の回転を遅くするとtear out(欠けて部分的になくなる)してしまいます。適当な速度で一気に掘ります。

 

 

 

 

 

 

飾りはヘリンボーンでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

溝にタイトボンドを流し込んで接着していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あんまり近くをカットすると欠けたときに一貫の終わりなので少し余白を広めに取ってカット。あとでサンダーで仕上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて裏板の加工です。こちらは厚みを1.8mmまで落とし込んでからカット。

 

 

 

 

 

 

Rをつけたブレイスを接着。

 

 

 

 

 

 

 

 

がしっと。

 

 

 

 

 

 

 

サイドの曲げ前に10分くらいぬるま湯に浸けておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

曲げ型はまだ作っていないので今回は手曲げです。ホンマホは素直な材なので手曲げのほうが早かったりします。

 

 

 

 

 

 

 

 

片側15分くらいで曲げ完了です。

 

 

 

 

 

 

 

ヘッドブロックを圧着しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンドブロックを圧着しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ライニングを接着します。

 

 

 

 

 

 

 

 

ホームセンターに売ってるやつでクランピングします。Rがきついのでちっさい方がウクレレ作りには向いてますね。

 

 

 

 

 

 

 

ライニング接着完了です。

 

 

 

 

 

 

 

 

前半はここまでです。後半は新スタイル8が姿を現します!