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最高の音

今年も御嶽に登ってきました。

何とも妖艶なエンレイソウ

ウクレレ好きにとって「いいウクレレって何だろう」

そう考えた時、多分その答えは人それぞれ何だろうけど自分にとってはこうだ。

 

「調子いいときも、そうでないときも寄り添えるヤツ」

 

 

前回の記事でも書いた通り、楽器には体調がある。

人と同じようにすこぶるバイオリズムがいい時もあれば朝から怠い時だってある。

ウクレレが生き物である以上、ずっと付き合っていればいい時もあるしご機嫌斜めな時もある。

 

でもいい時を知ってるから。悪い時に見放したりしない。

きっとすぐに良くなる。そう思って待つ。

 

 

人と楽器がお互いに気遣いながら最高の音を弾くとき、そこにいる聴衆が感動する。

 

そこを理解するまで随分と長い時間がかかった。

自分の力量が上がれば聴衆は酔ってくれるなんて独りよがりな考えでいた。

 

ある程度まで弾けるようになってくるとぶち当たる壁。「自分自身」

 

 

結局のところ演奏の、出てくる音の正体は自分自身だ。

 

 

人を思いやることができる人の音は力量問わず暖かい。

 

楽器の調子を思いやることができなきゃ永遠に人馬一体の感動を産むことはできない。

 

 

 

いい楽器を作るためには

 

 

 

どうすれば本当にいい音を紡ぐことができるのかの道程を心底味わう必要がある。

 

 

 

心から楽しみ苦しんで辿り着いた山頂で出した音がめちゃめちゃ調子良かった。

 

そこにいた方が褒めてくれた。

 

 

 

こんな幸せが他にあるだろうか。

 

 

標高2900mのエクストリームな環境で最高な音を紡いでくれた愛機に感謝した。