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7/29(thu)

厚み出しやらサイド曲げやら塗装研磨やら…

塗装と木工を同時進行で行くということ。しかもこの小部屋一つで。それはこんな↑状況になるわけでして。毎回塗装前には作業机から床まで清掃。おかげで比較的工房の中は木工所にしては粉塵少なめ。さて、今日はよく来る質問にまとめてお答えすべく週末の趣味でウクレレ作りを本格的に始めたいって思ってる方へリアルに最低限必要な設備をお教えますね。

 

  1. 粉塵や塗料を管理できる作業場(つまり工房)
  2. ノミと鉋(ホームセンターのもので可)
  3. フレットソー
  4. サンドペーパー(#100から#320くらいまで)
  5. 卓上バンドソー(ホームセンターのもので可)
  6. 卓上ベルトサンダー(ホームセンターのもので可)
  7. 集塵機(ホームセンターのもので可)
  8. アイロン(洋服用)
  9. セラックニス

本格的に木工道具を揃えたい場合はプロ御用達のこちらで。①の場所についてはやはり同居家族とよく相談して決める必要があります。一人暮らしなら玄関でもベランダでも押入れでもいいっちゃいい。②の基本的な木工道具についてですがノミや鉋は買ったらすぐに使えるものではありません。使える状態までセッティングする必要があります。刃を研ぐのはもちろん、鉋台の三処調整をしっかりしておかないとうまく削れません。木工道具の仕立てを面白いと思える人はおそらくウクレレ製作向きの人です。道具を見ればわかるんですが、出来上がるものもだいたい同じようなものになる。③のフレットソーはもちろんフレット溝を切るためのものです。これは使う予定のフレットのタング幅に合わせたものを選ばないといけません。タング(溝に打ち込まれる部分)と溝幅がちゃんと合ってないといけないのはユルユルだと簡単に抜けてしまうのはお分かりでしょうが、反対にキツキツだと指板に無理な圧がかかってしまい、ひいてはネックが逆反り方向に微妙に動きます。比較的柔らかいローズ指板ならある程度合っていれば簡単に打ち込めますがエボニーみたいな硬い指板ではきっちり合ってないとまず入りません。④のサンドペーパーはホームセンターのもので大丈夫。⑤と⑥もホームセンターによくある2万円前後のもので十分。⑦の集塵機だけは良いものを選ばないと粉塵を吸って健康を害します。マキタの5万円前後のものがオススメです。⑧のアイロンはサイド曲げで使うもの。R のきつい箇所はコーヒー缶などを電熱で温めて曲げる手もあります。本格的に曲げたい人は上記したプロ御用達サイトから輸入して下さいね。⑨のセラックニスは天然由来の塗料なので人体に無害です。50回ほど塗り重ねていけば光沢が出てきます。シンナーで希釈するウレタンやラッカー塗装にはエアコンプレッサーやスプレーガン、業務用換気扇、仕上げにバフみがきのバフマシーンが必要でかなりの出費になってしまうので趣味には不向です。人体にもよくないので家族の同意は得にくい。独立した場所と気合がある方のみどうぞ。

 

と、ここまででだいたい10万前後で道具は揃うかと思います。あとは木材。最近は趣味でウクレレを製作する人が増えてますね。やってみるとけっこう楽しいかも知れません。木工は。大変なのは形になってから。つまり塗装と仕上げの組み込み調整です。でも初めて完成したウクレレほど嬉しいものはないと思います。次はもっとこうしよう。改善点もたくさん洗い出されてきます。誰かに見せたくなります。そうなるとワクワクが止まりません。今までは弾いてばっかりだったけど、せっかくだし作ってみよう。そうすればまた違った角度からウクレレを楽しめるようになるかも。