5/30(sun)

北アルプス最奥の高天原にて

今日は趣向を変えて私のリフレッシュ方法について書いてみたいと思います。みなさんは日頃のストレスをどんな風に発散しているのでしょうか。釣り、映画、自転車、バイクツーリング、カメラ、庭いじり…いやいや、このブログの愛読家のみなさんならやっぱりウクレレ持ってどこかへ旅することでしょうか。

 

 

 

2019黒部五郎小舎にて

左:ホーボージュンさん 右:PEAKS朝比奈編集長

 

 

私の一番のリフレッシュは山旅です。山歴はまだ8年目の初心者です。これまで北アルプスは燕岳、双六岳、鷲羽岳、雲の平、黒部五郎岳などを中心に登りました。八ヶ岳は南の編笠山から北の蓼科山まで全部歩きました。南アルプスは先日初めて鳳凰三山に登りました。山旅で一番好きなことは何と言っても景色ですね。だだっ広い空とでっかい山。こんな景色が現代の日本にもあるのかと思う原野風景。それから山で出会う人の暖かさ。これが素晴らしいと思います。みんな優しい。

 

 

 

 

雲ノ平にて

 

山では挨拶を交わすのが当たり前なので会話も弾みます。どこから来たとか、道の状況を教え合ったり、時にはテント場で居合わせた人たちと酒を酌み交わしたり。こんな素敵な旅は普通の旅行じゃできない。自分の足と体力で一歩一歩進んで行った先で出会える感動は一生の宝物です。

 

 

 

 

黒部五郎カールにて

 

写真の黒部五郎岳の縦走では20キロ近いザックを背負って3日間で50キロの道のりを歩きました。一昨年の8月下旬、富山県の折立登山口から初日のうちに雲ノ平のテント場まで歩き、二日目は一旦北に向かって日本最奥の秘湯、高天原温泉に入り水晶岳を東に眺めつつ鷲羽、三俣蓮華岳と通って黒部五郎小屋のテント場へ。最終日に黒部五郎岳を登って太郎平まで周回して折立登山口に戻りました。三日間とも晴れてたくさんの出会いにも恵まれ、振り返ればまるで映画の中を歩いていたんじゃないかと思うような世界にいたような気がします。

 

 

 

雲ノ平のテント場にて

 

普段朝5時半に自宅周辺をウォーキングしているんですが、毎朝出会うご高齢の方々も顔なじみで挨拶を交わします。面白いことにその数人の方々も山ヤなんです。今朝も先週鳳凰に行ったことを話すと懐かしさ満点の笑顔で「50年近く前に登ったな〜!確か広河原から登ったよ」と鮮明な記憶に驚かされました。その前には別の方とやはり山の話で盛り上がって後日にご自身が20年前に使っていた日本アルプス全図を見せてくれました。みなさんそれぞれに色んな道を辿って来られたんでしょうけど世代を超えて山の話で盛り上がるのも素敵だと思います。



2019.5月末の燕岳幕営地にて

今の世の中、昔と何ら変わりない濃厚な人間関係が息づいてる山の世界が余計に美しいものに感じたりもします。五十年前に登ったという鳳凰の砂浜は今も昔も変わってないだろうし、そこから見える白根三山の雄大さもそのまま。下界の人間の暮らしやその街並みやそこに走る車が半世紀前とは大きく様変わりしたからなのか。ラジオで養老孟司さんが言っていた「自然と人間の暮らしとの境界線で起こっているのが今のpandemicだ」って言葉がいつまでも耳に残ってます。世界中のスーパーコンピュータを駆使して遺伝子配列を超速で解析して発生からたった一年でワクチンを作ったり…。自然の摂理を凌駕しようと試みる人間とその変わり様の速さに付いていく必要もないナン万年と変わらない自然に癒されるのは結局人間も自然の一部だってことなんでしょうかね。ナウシカの中でそんなセリフがあったような気がします。土に逆らって生きることはできないみたいな。違ったかな?…あ、話がまた脱線してきた。今日はこの辺で。では!