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5/22(sat)

 

おはようございます。

 

やっと手磨きを終えたばかりのときの写真になります。ひと月ほどの長い塗装工程を経て久しぶりにマスキングテープをとって指板がお目見え。このあとブリッジを圧着していよいよ仕上げに入ります。良く言えば手間暇かけてじっくりと仕上げていくスタイル。悪く言えば単に手が遅い。遅くても気にしないことにしてます。これを手にする方の心が動いて、ずっと大切に使ってもらえるためにかける代えがたい時間。楽器製作の仕事がこんなにも時間と手間のかかる仕事だとは、2004年にその門を叩くまで知らなかったです。

 

昨日ポッドキャストの番組の中で素敵な言葉を聴きました。「謙遜する」ことの本当の意味なんてこれまで考えたこともなかったんですが、みなさんどう解釈されてますでしょうか。僕はこれまで単に他者に対して「遜る(へりくだる)」ことだとしか認識していませんでした。パーソナリティ曰く、それだけでも間違いではないですが…と続け本当の意味での謙遜は「他者の存在や行為に対して敬意を持つこと」だそうです。その目を持って世の中を見渡せばもっと色んな発見に満ちあふれているし自分のためになる。

 

 

なんというか、意識してても唯我独尊に陥りやすい孤独な製作仕事をしている僕には若干の耳の痛さを伴って腑に落ちる感触でした。「世の中は広い。もっともっと好奇心を持って仕事に取り組まないといけないぞ」ふむふむ。まずは目の前の一本をビシッと仕上げよう。ではまた!