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5/12(wed)

おはようございます。

来月中旬に鎌倉へ納める予定のモダンソプラノ。やっとこさ木工が終わりました。木地の磨きから目止め、塗装へと入って行きます。木工以降の方が時間がかかるのでいつもここからが本当の勝負です。何せ下地からトップコートまで全部極薄のラッカーしか使わないので平坦な塗膜を作るにはそれなりの期間を要します。これがウレタン塗装なら厚みがあるのであっという間に塗装が終わるんですが、音は正直どっちがいいか(塗膜が薄ければよく鳴るというのが本当にそうなのか)最近よくわからなくなってきました。世の中にウレタン仕上げでバカ鳴りしている高級ウクレレが数多あるのも事実です。ウレタンだろうがラッカーだろうが塗装の腕が良ければ良い結果を出せることに違いはないわけで。どんな塗装方法を選ぶとしても無駄なく最良の工程を施せるかが勝負なんだと思います。

 

 

どんだけ急いでも私のウクレレ製作の段取りとそれに要する期間は以下のようなものです。

①木工工程に三週間

②塗装工程に三週間、および乾燥期間に最低五日間(天候によって日数増加)

③組み込み調整に四日間

 

と、トータルで約二ヶ月かかります。実際には②塗装に入れた段階で次の三本の木工を開始して常に①と②が並行して進んでいるので工房には木工と塗装合わせて六本ある状態で運営してます。木工から上がるタイミングで乾燥期間を終えた三本の仕上げに入り、塗装と仕上げの並行期間へ。出荷後に次の三本の木工に取り掛かり、また塗装と木工の並行作業に。この繰り返しです。製作本数を増やすためには②をウレタンにかえて十日間ほどに短縮する方法でしょう。いつかその選択をするときがくるかもしれませんね。まだまだ先の話ですが。ではまた。