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マーチン大先生

今回の塗装、エアホーストラブルに機械の故障にとフルコースであります。

 

 

 

 

 

 

きっとそうやってみんな大きくなっていくんですね。

 

あ、写真のコンパウンドですか?

 

これはですね…

 

 

 

イエローハットのPBものです。

 

よく磨けるんですよ。

 

 

 

 

最近聞き直してみて案外理想そのものの音がしててびっくりしました。

 

なんだ。7年前に作れていたんじゃないか。

 

と、いうわけでそのうちこのモデル復活させますよ。

 

 

細身で抱えやすくて音は太い。


理想ドンピシャなの過去に自分が作っていたとは。



緑馬蹄で再ラインナップ。

ちょいとだけサウンドホール径は縮小させようかな。




業者さんに電話で伺ったところ


百年物の中米ベリーズシンカーマホが


僅かにあるとのこと。



復活スタイル4コンサート、


オーダー受付開始であります。



 

 

 

やっと人並みな塗装が出来かけてきて嬉しいです。

 

が、課題がかなり残りました。

 

 

 

 

 

軽くて、乾いた中にしっとりとした潤いがほんの少しあって。芯があって暖かい。でもどこかチープさが垣間見えたりする。だから人懐っこい。それが本来の、誰もが思い描く、ウクレレらしさ。


そんなの当たり前じゃないかって感じる方も多いと思いますがそれを自分の手で作り出したいと心から願っては跳ね返され続けている私の永久のテーマであります。なかなかできそうでできないんですよ。これがまた。



生意気なこと言わせて下さい。ビシっと作ってある程度鳴りが整ったギターライクで上品なウクレレならもう十分に作れるようにはなりました。さすがに十五年も作ってきてそこまでは分かったんです。難しいのはそこから先でして…。




上に書いたマーチン大先生のサウンドキャラクターの一番最後の特徴「どこかチープさが垣間見えたりするから人懐っこい」。ここがどうやっても出せない。年季の問題なんだろうか。それとも当時のモノホンの中米マホが為せる技なのか。人の心には色んな琴線があると思うんですよ。楽しい琴線、物悲しい琴線、希望の琴線、欲しいのは金銭(←違うか)。大先生の素朴で暖かくもパーフェクトではないどこか欠けたようなチープな音がクリフエドワーズのような楽しい琴線やオータサンの力強い琴線、どんなパフォーマンスでも聴く人のハートにダイレクトに響いてくるのがやはり凄い。壮大でよく作り込まれたアンサンブルもいいですけど、たった四本弦の中のワンノート一発で真っ直ぐ心に届く音の正体って一体なんなんだろう。




マーチン大先生にいろいろと教わっている毎日であります。「そーじゃねぇんだよなぁ。それじゃ音が硬いんだよなぁ。あ、ちげぇよ。それじゃ柔らかすぎちゃってるよ。芯がなくなっちまうってばさ」

 

 

…そう聴こえてくるんです、大先生に感謝。






6/9追記

シンカーマホモデルのオーダーが入荷予定の木材分に達しました。早速のご注文に心より感謝申し上げます。また、年代物のシンカーマホが入荷することがありました際にはブログにてお知らせ致します。今回受注致しましたシンカーマホモデルのお引渡しは来年春頃を予定しております。お楽しみに!