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ふるさとの琴線

いつもNHKラジオをつけて作業してます。たいてい集中してると耳に入って来ません。単につけているだけな感じです。しかし今日の「昼の憩い」で聴こえて来た琴の調べにはヤラレました。やっぱり自分は日本人なんだなぁと改めて実感したというか。ラジオから小宮瑞代さんというアーティストらしいことをメモしておいて昼飯時に動画を検索しました。そこで聴いたのが「ふるさと」でした。

 

 

 

 

 

 

とりあえず知ってる曲だからと思っての選曲だったんですが聴いてみて圧巻でした。

冒頭から一気に短調が織りなす郷愁世界に引き込まれていきます。今まで聴いてきたふるさとは何か違う…。ちょうど歌詞で「小鮒釣りし」の「小鮒」の主旋律に短三度をぶつけてきたのが聴こえた瞬間に何か胸に突き刺さるものを感じました。いや、普通のハモりだと言えばそうだけど。やっぱり琴の織りなす力なんだろうか。でも古来平安時代の「物の哀れ」から日本人が育んで来た郷愁って短調を基調にした景色だったのかもしれないって思ってしまいました。

 

 

ふるさとはみんな一人一人違うし、それぞれの風景があると思います。

僕の場合はこんな感じです。ちょっと詩文調で失礼します。

 

 

 

橙空にたなびく真っ赤に染まった帯雲と

 

山影の隙間から覗く夕陽

 

延々と同じ色に染まる田んぼの水面

 

赤蜻蛉の群れ

 

外房の空

 

あの日あのときの風景

 

強烈に懐かしく感じて思わず四半世紀ぶりにあの東金のだだっ広い田んぼのど真ん中に一人で立ってみたくなってしまった。少年期の記憶の中の風景って琥珀色で、永遠に頭の中に息づいてるもんですね。

 

琴線に触れるって凄いです。ずっとこれまで全く思い出しもしなかった記憶の中のふるさとを呼び覚ますんですから。いや、一人で盛り上がってすんません。ほんとに感動したもので…。

 

 

今日も木工ガシガシやっております。ひたすら寄木作りです。まだ今一つコツが掴めてません。こういうのは試行錯誤して数をこなしていくうちに段々覚えていくしかないんでしょうね。それでも自分だけのロゼッタを苦労しながら作るのはなかなか乙なものです。





なんかひょんな事を思い出しました。高校時代バスケ部だったんですが、1年生の頃どんだけ練習しても3ポイントシュートが届かなかったんですよ。朝練が始まるのが7時で一年がボールに触れるのがその7時までしかなくって6時半から30分だけ毎朝シュート練習してました。家から高校までかなり遠かったので5時前後に起きて始発電車で通ってました。7時になったらランニングとダッシュ。その後はコートから出てひたすら声出しです。春に80人ほどいた新入部員は夏合宿終わった頃には15人になってました。1年生の秋頃だったでしょうか。ある朝、膝のバネを使って力を下半身から上半身、手首のスナップまでをシュッと放った瞬間を覚えてます。初めてゴールまでボールが届きました。そこから先、スリーポイントシュートは得意になりました。


出来なかったこともめげずにひたすら練習して行けば体で覚える時がいつか必ず来るし、その時に畳み掛けて一気にモノにすることの大切さを当時の部活動で学んだわけですが…それは間違いなくその後の色んな人生の場面で役立ってます。なんだろうな。目の前に出来ないことが現れたとしても絶対に克服してやるんだって言うガッツを学んだというか。実際色んなことを乗り越えてそれがまた自信になったし。あのキッツい高校3年間のバスケ部をやり切ったのは間違いなく今の財産だな〜と…何だか思い出した次第であります。この難しいロゼッタ作りもいずれは必ずもっとビシッと決めれる日が来ると自分を信じて今は苦労しておこうと思います。