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new style-4MC

外見として銘木ピックガード、低山型になった縞黒檀ボトムオーナメント、ローズウッドによるバインディング、ヘリンボーン巻きのパフリング。以前より幅広になったブリッジと高さも加わったサドル、太くなったフレット。フラット艶消し仕上げ。細かな部分での見直しが随所に施されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘッドのロゴも少しだけデザインを変えました。「A」の以前は左下付け根のあたりが跳ねていましたが、まっすぐに伸びるようなイメージに変えました。材は変わらずゴールドパールです。前よりも細い文字になっているので切り出すのがより難しくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国産のギター用スモールフレットを打ち込んでいます。ここが一番大きな変化を実際に感じてもらえる部分だと思います。今までのウクレレ用の1.1ミリ幅フレットだとどんなに頑張って処理しても限界があって、ときに引っかかりを感じることがあったかと思います。そのあたりの問題がこれで解消されました。操作性がグンとアップしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フレットが大きくなった分だけサドル高も上がりました。そのおかげでいい塩梅にテンションがかかり、音量も上がってハリのある音色になりました。オルカスのミディアム弦セットの中の1弦は019インチと極めて細い弦ですが、おそらくこのくらいのテンションがかかって初めてきちんと機能する想定だったことを実感しました。1弦が極細弦になっているメリットはよくわかってます。それは通常の440ヘルツA音の調弦だとテンションがきつすぎるために一番おいしい響きを通り越してしまっていることへの対処だと考えます。1弦が440ヘルツ、A音である基準は変えられないなら弦の太さで調節する以外ないわけです。だから019にしたんだと考えます。にしても、それがきちんと機能するにもそれなりのサドルでのテンションが必要だったというちょっとした矛盾のような現実に気がつくのには時間がかかりました。今まではいかに1弦のテンションをおいしく鳴るところまでおさえられるがかを追求してきたわけです。そのためサドルも低めにしてきました。同時にフレットもウクレレ用の低いものを選ばざるを得なかったわけです。何事もやってみなければわからないということで初めて意を決してコンサートにギターフレットを打ち込むことにしたら...あらびっくり。ちょうどよく鳴ってくれました。このバランスなら一番おいしく鳴る、そこに気がつくまで随分と長い歳月がかかってしました。誰も教えてくれるわけじゃないですからね。自分でやってみて気がつく以外に習得方法がないのがこの仕事の泣き所でもあり、面白みでもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘリンボーンによくマッチしたのがこの低山型髭飾り。最初の頃はなんであんなに尖っていたのだろうと、今見ると不思議です。数年前にドルフィンギターからオーダーを頂いたときに担当の照屋さんに髭は無しでお願いしますといわれたことを思い出します。あんだけ尖ってりゃそりゃ今の自分が見たらいらんと言うでしょう。。その辺の自分自身の感覚ってのは時代ごとに変わっていくもんなんですかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで今後はこの仕様で行きますのでよろしくお願いします。この写真の4MCは来週以降に大阪梅田ロフトの島村楽器さんに向けて発送させて頂きます。ぜひじかに手にとって弾いてみて下さいね!ではまた。。