11th Oct.

今日はオーダー頂いていたスタイル7Mのお引き渡しがありました。工房までわざわざ足を運んで下さいました。ほんとに感謝です。こうしてオーダーを頂いて引き渡す際には「僕はこの方に今を生かされてるんだ」と毎回心からそう思います。オーダー主様は以前、2年前の春に名古屋のヤマハ楽器のウクレレ売り場に展示されていた私のウクレレを手に取って頂いたことがきっかけで今回のオーダーに繋がったことを今日教えて下さいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今迄のオーダーの内訳を振り返るとやはり圧倒的にマホガニーが多いですね。ここまでマホガニーばかり選ばれるビルダーも珍しいんじゃないかなとも思います。

 

 

 

ちょっと話が逸れますが最近よく考えることがあります。それはウクレレ作りをワイン生産者に置き換えて考えてみることです。僕は白ワインが大好きです。きっかけは昔行ったドイツのライン川沿いの町でした。ワイナリーで飲んだリースリングがあまりに美味しくて帰国してから虜になりました。国内ではシャルドネ種か甲州、ナイアガラ種が多くてあまりリースリングには出逢わないんです。けっこう高いので余裕のあるときにだけ専門店サイトからドイツの輸入ワインを買います。
ワインって一言で言っても沢山のブドウの種類があるわけですよね。白でもブドウ種、産地、製法などいろんな要素がありますし生産者ごとの特色が色濃く結果に反映されてきますよね...。

何が言いたいかと言うと。

 

 

 

ウクレレ製作においても同じだと思うようになりました。
一言にウクレレと言っても大きさから材料、製法、何よりも製作する人間の特色が思いっきり反映されるのはワイン生産者と同じ。ウクレレを作るってことはあまりに大きすぎる言葉と思うわけです。「うちもワインを作ってるんだ」、そう聞いてもじゃあどんな種類のブドウを専門にどこでどうやって作ってるんだってことです。「ドイツのラインヘッセンで、リースリング専門に白を代々作ってきた」みたいな具体的な部分が絶対あると思うんですね。
日本の岐阜県でってのはちょっと変だけど、マホガニーを得意としてそれを主な材料としてずっとやって行くやり方ってのもアリなんじゃないかなと。今すぐそうするにはちょっと早いですけど10年目超えたら周りからの評価と自分が得意とする製法が一致してないとダメだなって考えてます。
「あいつにマホガニーのウクレレ作らせたら感動的な音が味わえるぞ」…みたいなところまでいけたらいいなと。方向として僕はマホガニーのプロフェッショナルを目指して行こうと思ってます。ゆっくりと。