PAS BLOGを開設しました

およそ一カ月ぶりの工房再開。いきなり客注製作に入る前にリハビリをかねて新モデルの試作からスタートしていきます。新モデルの名称はスタイル8。そうです。以前あったモデルのスタイル8を設計からやり直します。この旧スタイル8は398ミリコンサートという立ち位置でしたが、スタイル4コンサート381ミリとそう大差ないスケールだった上にボディ形状が独特でした。よりバランスのとれた形にして、スケールをコンサートとテナーの中間サイズにします。つまりコンテナ。410ミリ。実はこのサイズ、製作者によってはコンサートとしている場合もあります。規格設定はほんとに製作者によってさまざまでソプラノが360ミリからはじまったり、380ミリ前後でソプラノロングだったりとまちまちなのが現状です。規格やサイズ呼称までも自由奔放な楽器、ウクレレ。作る側としてそれも魅力的。音色からサイズ呼称まで全て自分で作り上げるウクレレ製作の世界。逆に言うとソプラノやソプラノロングやコンサート、テナーなどという規格呼称はあてにならないということです。サイズ呼称ではなくスケールの数字そのものをきちんと把握してウクレレを選ぶことが大事だと思います。私の場合はマーティンソプラノを基準にしているのでソプラノは344ミリ、コンサートは381ミリ、テナーは432ミリです。410ミリにするとある程度、指板が長くなるのでギターフレットのスモールサイズ、つまりテナーで使っているものを打ち込めます。これが一番の狙い。全体的にゆとりを持って調整することができるので作る側としてはキャパシティがひろがります。いっつも思うんですがスケールが短いほど高度な製作スキルを要求されるのに市場価格はそれと反対でテナーに向かって高額になって行くことに不可思議さを感じます。たしかに材料費は大きい方がそれなりにかかりますが製作にようする労苦は曲げひとつとってもRのきついソプラノのほうが圧倒的に難しいです。といって世間と逆行してソプラノを一番高額にする勇気はありませんが。

 

誠に恐縮ですがこのサイズにどれくらいの需要があるかを知る目的で開発過程ブログを立ち上げ、それをパスワードを設けたサイトにさせて頂きます。パスワード取得を御希望の方はこちらのページにある「PASSWORD取得要求フォーム」にメールアドレスを明記の上、送信して下さい。よろしくお願いします。

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    佐々木 修 (木曜日, 11 5月 2017 09:50)

    もう目は大丈夫ですか?
    私も網膜に異常があり、入院には至らなかったのですが、レザー手術を受けたことが有ります。それ以来定期検診は欠かせませんが。あまり酷使せず制作に取りかかって下さい。木材もいろいろとワシントン条約で大変のようで、早く注文しなければと思っています。なかなか工房へ行けなくて申し訳なく思っています。

  • #2

    builder Sakai (木曜日, 11 5月 2017 10:32)

    佐々木さんいつもお世話になっております。私が目の異常に気がついて眼科受診したときにはすでにレーザーで治せる範囲を超えておりましたのですぐに手術となりました。しばらく入院しました。今はおかげさまで少しずつ製作にも取り掛かっております。ワシントン条約による規制は年々縛りが増しています。それ以上に枯渇による高騰の方が経営の厳しさを増加させているのが現状です。またどこかでお会いできることを楽しみにしております!