素朴さ

 

 

 

 

マーティン社が黎明期に製造していたディットソンモデルのソプラノ。

かっこいいですね。私の好みのど真ん中です。

ずっと前にもどこかの記事で書いたかもしれませんが

これ、うちの工房のソプラノ「スタイル4ソプラノ」が参考にしたモデルです。

くびれが緩くて人懐っこいシルエット。

4年前にソプラノをSKからフルモデルチェンジするときに

瓢箪型とパイナップル型の二つを考えてた時期がありました。

頭の片隅に10年以上前にどっかで見たこのディットソンが残っていて

それをパイナップルの代わりにこしらえました。

瓢箪型はソプラノロングモデルにしてこちらはディットソン。

なで肩が影響するのかずっと弾いていても飽きないんですね。

それと、このなんの飾りもない風貌。最高に渋い。

 

 

写真=ウクレレマガジンvol.5 (マーティン特集より)

STYLE-7BK   BASIC

 

 

 

マーティンウクレレで一番好きなモデルがこれ。

スタイル3もすきだけどやっぱりディットソン同様にこの素朴さがいい。

口輪飾りがまったくなければもっといい。

工房の名前と存在を知ってもらう必要があったから

ヘッドロゴを入れてきたけど理想はこれ。何も飾りもロゴもないヘッド。

これってつまりはうちの工房でベーシックモデル。

馬野さんと一緒にデザインしたウクレレは実はほんとに自分が作りたかったものそのものだったからびっくり。

なんか絵になるんですよね。この素朴さが。

出窓に置いても。砂浜に置いても。芝生に置いても。

で、音を出せば期待したものが出る。それで十分な気がしてます。

どう作っても製作者の音になるのは本当のことで

やっぱり作ってる人の右脳とか感性が

結局は同じものを作るんでしょね。

 

 

 

素朴なAncestor's Ukuleleの音。

今年も作ります。