マキタさん

朝方4時半ごろに土砂降りだったのにお昼には晴れ間が見えてきました。日の光を待ち望んでいた工房の草花たちでした。

今日の午前中の作業の模様を久しぶりにソニーのNEX-5(デジ一眼)を引っ張り出して撮ってみました。こちらは各モデルのモールド(型枠)です。最近は型枠を外注で製作してくれる会社があるそうですがもちろん全部自家製。

撮影した作業は裏板側のバインディング溝加工です。その主役となるのがこちら、安心と信頼のマキタさん(トリマー)。トリマーはずっと日立工機のM6を使って来ましたが3月に異音がし始めたので思い切って購入しました。M6に比べて音も静かです。切削面をLEDライトで照らしてくれる気の利くやつです。うちの工房、マキタさんだらけ。集塵機、ミシンノコ、ボール盤、そしてトリマー。ほかに犬小屋作ったときに使ったジグソーもマキタさん。電動工具は信用しきれないと怖いですから。安心して使えるマキタさん。

この抽斗(ひきだし)みたいなのは今回の作業専用に作った治具です。表板側は側板に対して垂直なのでトリマーを直乗せして加工できますが裏板はドーム状になっているのでそうはいきません。で、これはトリマー自体が常に垂直方向に稼働するためのものです。ついこの前にもフォックスベンダーを自作しましたが治具は大事です。このほかにも側板のエンド飾りを入れるための治具があります。

まずは端材を使って彫り込みの深さを調節します。逆さにしたプリンみたいなのは樫の木で作ったガイドです。ガイドから出た刃の分だけ溝が切削されて行きます。

そしていざ本番。一周ぐるっと回して、二周目は仕上げでもう一度回します。日立M6さんは「キュワァァァァァ!!」で慣れないと耳触りな音でしたがマキタさんは「シュワァァァァァ!」とさわやかな音です。

いっちょ上がりです。

フォックスベンダーができたにせよこのベンディングアイロンはウッドバインディング曲げで使います。今後ともよろしくね。曲げの方向やらを作戦会議していざ勝負の図です。裏板側は表板側のように水平ではなくて括れあたりから角度がきつくすぼんでいきますんでバインディングの木がねじれやすいんです。だから予め曲げ材(今回はローズ)の側面を見てカーブがきついところに目がまっすぐの部分が当たるようにします。

ウッドバインディング巻完了です。曲げはコツさえ掴めばあっさりと終わります。材の目を見ることと、無理に荷重をかけないことがポイントです。バインディングを接着したときの養生に縄をグルグル巻きにした光景をよく目にしますが、キッチリ曲げてあればセロテープ、補助的に括れと巻き始め、巻き終わりに念のためのゴムバンドを巻く程度で充分です。まだ仮巻きだけなので見た目が荒いです。明日以降に仕上げ研磨をします。

 

 

梅雨の季節は緑が綺麗ですね。また明日も頑張ります。