Norwegian Wood

言わずと知れたビートルズの代表曲の一つ、「ノルウェーの森」。この曲はジョンの浮気相手の部屋での場面を描いているそうですが真相はいかに。日本盤でwoodを森と訳したことで内容を知らずに聴くと北欧のメルヘンチックな世界観の歌かと勘違いしてしまいます…(私もその一人)。ノルウェー産の木材に囲まれた部屋で欲望を満たされない男が最後に「僕は火をつけた」と結ぶ歌詞。ゆっくりとした変調子のなかでミクソリディアン、リディアンスケールが醸し出す不思議でメランコリックな世界観。陰陽のメロディー。インド音楽に傾倒した時代がこの曲に大きく現れてるように感じます。先日のカフェ演奏でこの曲を弾く前に即興で前奏曲を弾きました。それはもろに彼の心の陰の部分だけをえぐり出そうとしたものに。

Deep Fog→Norwegian Wood


マイナー調の速いパッセージから弾き始め、ノルウェーの森と同じ変調子をかなり早めのテンポにして続けます。欲望、を繰り返し表現しよう考えながら瞬間的に曲の展開を模索してましたので完成度はかなり荒いです。クロマチックでアプローチノートに向かったりしながら徐々にノルウェーの森に向かって進んで行きます。サウンドクラウドにはこの即興曲、「deep fog」の次にそのままノルウェーの森に続いています。テンポの速い渦を巻いたマイナー調からゆったりとした不思議な世界に繋がります。この即興曲はもっとキチンとした形に仕上げてからアップロードしたいとも思いましたが今はあまり時間がないので覚書きとして残すためにアップロードしておきました。

 

 

"Deep fog"のような変調子の中に速いパッセージを次々と入れていくやり方を得意とするアーティストにカレイ・ガミアオがいます。彼のプレイは生で観ると圧巻です。とにかく正確無比。グルーヴが凄い。あんな風にいつか弾けたらいいなと思います…。