ソプラノ物語

私はソプラノ、コンサートの製作概念をマーティンウクレレを手本として来ました。ソプラノを開発するにあたって王道のダルマ型を当初は作ろうとしていました。しかしダルマ型はソプラノロングであるスタイル7に採用し、ソプラノはマーティン社が1916年から30年ごろまでOEM生産していたディットソン・スタイル3をもとに設計しました。これはマーティンウクレレとともにもう一つ好きだったソプラノ、カマカのゴールドラベルの形状をどこか彷彿させる雰囲気があったことにもよりました。カマカほどのエキゾチックさはなくマーティンらしい渋い雰囲気を持ったディットソンスタイル3の風貌は私の好みそのものでした。しかし残念なことに実際のスタイル3を弾いたことはありません。いつか弾いてみたいと思いますがビンテージ品はすぐに売れてしまいます。
ディットソン・スタイル3を弾いたことがある方はぜひその弾き味を教えて頂きたいです。音色やボリュームはマーティンのスタイル1がソプラノの中では群を抜いて好きです。シンプルな風貌に魅力溢れる情感たっぷりな枯れたサウンド。ああいうソプラノを作って行ければ最高だと思います。写真は当方のソプラノ、スタイル4ソプラノのシダーウッドトップ、ホンジュラスマホガニーサイドバックの激鳴りものです。木工を終えた段階でのタップノートはかなりの空気量をサウンドホールから放っています。今回はヘリンボーンで飾り付けました。これも楽しみな一台です。