サウンドメッセ2015記念モデル

メッセを終えた二日目の笠置キャンプ場の夜です。お陰様で久しぶりの大きなフェス出展を無事に成功させることが出来ました。ホームページのコンタクトやインスタグラムのコメントに応援や激励のメッセージを送って下さった皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。フェス出展記念特別モデルを今回は3台大急ぎで製作いたしました。どうにか間に合いました。この記事の最後に改めて紹介させて下さい。

さてサウンドメッセ2015が終わりました。たくさんの方々と再会、新たに出会いに恵まれました。直接工房オーダーではないお店で買われたアンセスターズオーナーさんにも初めてお会いすることが出来ました。また、直接工房オーダーされメールやお電話でのやり取りをして納品させて頂いたオーナーさんとも初めて実際にお会いする機会も得られました。開業して3年経過し、そういったオーナーさんたちとの知己が広がっていることを実感するフェスとなりました。このことが今回のフェスの一番の収穫でした。昨年にウクレレマガジンvol.11「にっぽんのウクレレ工房」記事で私の工房が掲載され、それが8万部もの部数が全国で流布したことはやはり大きな影響がありました。二年前のサウンドメッセでは全く私の存在は知らないお客様しかいなかったのが今回は私のことを知った上でブースに来て下さるのでとても嬉しかったです。自分の顔が8万部も並ぶことを想像すると何だか笑ってしまいますがほんとにリットーミュージックさんに感謝しております。また、営業演奏で各地を巡って直にたくさんのウクレレファンとの出会いを積み重ねてきた成果もありました。やはり一段ずつゆっくりと存在を知られて行くんだということをフェス会場の隅で実感しました。



hookさんとも久しぶりにお会いしました。ステージでの素晴らしい演奏を終えた後にブースに来てくれました。彼のステージプレイはシグネイチャーモデルを今後製作するためにも必ず観ておかなければと考えておりました。まずプレイ全てを観ての感想ですが「やはり彼は生粋のプロだ」と痛感いたしました。テクニック、メンタル、グルーブ感、繊細さ、そして米国でのライブ修行で体得された本物のジャズテイストを余すことなく客席に披露する。こんなホンモノのプレイヤーが私に本気でスタイル9テナーを手にして弾く日が来年やって来ると思うと心底ウクレレビルダーになって良かったと思いました。ブースでは先日の仕様変更の打ち合わせをしました。必ずプロを満足させて見せます。


 



成長を確かめる意味においてフェス出展はやはり大きな意義があると感じました。ひとり工房でこもらず二年置きぐらいにフェスに出展して先輩ビルダーと交流したりオーナーさん達と再会したりする機会をこれからも持ち続けようと思います。二日間、ありがとうございました。










サウンドメッセ大阪2015出展記念モデル



記念モデル no.1. 
 
Style-7 premium Hawaiian Koa   

¥228,000

ウクレレショップオハナさんにて販売




ボディは最高グレードのハワイアンコアを贅沢に使用しました。単調な虎杢ではなく見る方向によって多彩な輝きを放ちます。ロゼッタには内巻きに縞黒檀を巻き、その周りをアバロン貝で飾って全体をシックに纏めました。表板をブリッジ下で1.6㎜厚まで落とし込んだためにとてもボリュームのあるサウンドとなりました。観て良し、弾いて良しの極上のソプラノロングです。 





記念モデル no.2
Style-7 premium Honduras mahogany "Raijin"
¥275,000 HOLD
インレイ作家、北出斎太郎氏とのコラボレーション作品「雷神」です。カーリーホンジュラスマホガニーを単板で使用した贅沢なボディ。雷鳴のイメージをロゼッタに入れたいと思い、当初は具体的な稲妻を貝でインレイしようかと考えていましたが北出氏の送ってきた指板構図を観て方針を変更しました。雷神が具体的な柄物であったのでロゼッタにはなるべく柄物ではなくイメージを伝えられるような木目を入れるように工夫しました。縦に白太(サップ)を入れ、雷太鼓の白蝶貝と呼応するようにロゼッタにも一周貝を回しました。テーパー構造の特殊ボディはサイドポートよりもナチュラルにボディの箱鳴りを体感することができます。バックセンターにはモザイクを一本入れました。



記念モデルno.3
Style-6 premium Honduras mahogany model "風神"
¥285,000 HOLD

スタイル6コンサート初のカスタムモデル。雷神同様にカーリーホンジュラスマホガニーを単板で使用しました。スタイル4コンサートと同じスケール、14フレットジョイント、肩幅を広めたボディシルエット。見た目は派手ですがサウンドはマホガニーらしく落ち着いたジャジーな響きです。