没頭

プロウクレレビルダーに転向してからもうじき丸三年になろうとしています。今年の夏にホームページを今の形に変えたのは理由がありまして…。以前まではとにかく自分の考えや作品を知ってもらうためにも情報量をなるべく多く、という観点に立ってホームページを作っていました。でも理想は自らはあまり多くを語らないで作品自体がそれを観る人それぞれに魅力を感じてもらえるようなホームページ。作品そのものに堅実な魅力と自ブランドの知名度が上がって行けば自分自身も客観的にホームページを作ることができるようになる気がします。以前はabout のところにものすごい量の文章を載せていました。それを全てカットしたのもそういった理由です。




今年は去年に増して全国あらゆる県の方々からオーダーを頂いてます。その方々と繋がりがある方がまた私の作品に触れる機会を持ち、またオーダーが来る。そんな地道で現実的な繋がりから少しずつ知名度が上がって行くんだということがよく分かった一年でもあります。リピーターさんも現れ始めました。一番多い方でソプラノ、コンサート、テナーの3台をオーダーして頂いた方が2名様いらっしゃいます。ほんとに感謝の念にたえません。あとは営業演奏でライブ会場で出逢った方から頂いたオーダーも今年は増えました。やはり生のライブで楽器のポテンシャルを知ることの威力は大きいようです。ウクレレを始めたばかりの方々にとってもライブは大きな刺激になっている内容のメッセージがよく来ます。






私は仕事もプライベートも一分一秒、一年中ウクレレ尽くしです。作り倒して弾き倒す。誰よりもトータルにウクレレを愛して止まないことは自負しています。


たまにライブ中にちらっと思うことがあります。「この楽器を木材の塊、一から製作したは自分。このアンプから今出ている音を一から全て作って弾いているんだ」…あんまりいないですよね。名渡山くんぐらいしか思い当たりません。でも彼は演奏のプロで私は製作のプロ。違いは色んな製作のオーダーに対応して行くこと。彼は色んな演奏のオーダーに対応して行くこと。2年前に東京で彼と話したときに伺ったことですが、あそこまで精緻な楽器を製作できる彼はビルダーではなくあくまでもプレイヤー志向だと謙虚に語ってくれた笑顔を思い出します。そう考えるとどこに力点を置いて物事を突き詰めて行くかは違えど最大公約数的なものはあるのかも知れないと感じる今日この頃です。