手工と外注

クラシックタイプのブリッジ。色んな形のブリッジがある中で最も手作りが難しいブリッジ。なぜなら溝や傾斜、曲面の全ての工程が詰め込まれているからです。ブロックタイプならサドル溝をトリミングして弦止めを加工し、あとは任意の形に仕上げれば良いので比較的簡単です。クラシックタイプのものは外注で加工してもらう手もありますが、NCルータで大量に機械加工したものはサドル溝底面が荒いことが多い。となると、ピックアップを搭載したときの出力ロスも多くなります。機械には正確さという長所があるので外注するならば指板。指板は材の選定をした上で美濃市にある北村楽器さんにお願いしています。北村楽器はヤイリギター森さんのご紹介でお付き合いが始まりました。大手メーカーの指板を一手に引き受ける老舗工場です。
但し指板のポジションインレイは私が行います。北村楽器さんにお願いするのは溝切りです。外注はこの指板とハードケースの二つ。あとは全て手工です。アマチュア時代の7年間はフレットソーでジグを使って溝を切っていましたが製作本数が増えたので時間がかかり、かつ正確さを要するフレット溝切りは外注することにしました。外注して上がってきた指板をフレットのサイズに合わせたフレットソーでさらに切り込みを入れて修正し、モデルごとの指板形状に仕上げます。ケースは名古屋の、これまたヤイリギター森さんのご紹介で出会った加藤木工所さんに依頼しています。数年来ヤイリギターには製作技術指導を棟梁の小池さんに、いろんなアドバイスを森さんにとお世話になっています。感謝です。隣町にある恩恵です^_^