指板とフレット

作り手にとっては常識ですがユーザーにとっては知らないことの一つに指板とフレットの関係があります。例えば写真の指板はローズウッドとエボニーのもの。この二つともフレット溝は0.45ミリ幅。ところが実際に同一幅の溝に対して同一のフレットを打ち込むと違いが出ます。それは材の硬さです。同じ幅であってもローズウッドはエボニーより柔らかい。そのためエボニーよりも簡単にフレットは打ち込むことが出来ます。エボニー指板を使うときはローズウッドのものよりほんの少しだけ溝幅を広めておかないとフレットが上手く打ち込めないことがあります。次に季節による変化。乾燥した時期の方が木が収縮しているため打ち込み易い。反対に雨の多い時期は木が膨張するために打ち込みにくくなるなどします。