nickname

昔やっていたブログのタイトルにちなんで地元ではhajiさんと呼ばれていました。今も岐阜や愛知ではそう呼ばれることが多く、私自身も親しみがあります。金沢でにっしぃさんにhajiさんと呼ばれるようになったのでもしかしたら北陸でも愛称で呼ばれるようになるかも…。最近は地元を中心にイベントでのウクレレ演奏の機会が増えてきました。その際に本名だと名前の読み方が分からなかったり「坂井祖」の三文字が連なってチラシに印字されていると中国の方と間違えられたりするので演奏出演時にはhajiで出たりします。イベントで演奏した後に毎度お馴染みのやり取りが「それどこのウクレレなの?」ときて「自作です」と返し、「え⁈作った⁈」です。もう馴れましたがやはりウクレレビルダーという仕事のイメージと私とでは何か掛け離れているように感じるそうです^^;

確かに普通の製作家ではないかもと省みたりしています。色んな意味で変わったビルダーな私です。アピラックの楽屋裏に行ってカレイの目の前でセッションするビルダーはたぶんいない…。アピラックとの歴然としたレベルの差のことなど頭になく再会の喜びとウクレレ談義に熱くなり思わず枯葉を弾いてしまいました。あのとき帰り道に恥ずかしくなったのを思い出します。

オーダー主さんによく言われることですが私のホームページはある意味で変わっているそうです。とくにabout のあたりが…。確かに基本方針を語るビルダーなんていませんね。でもあれは自分自身に対する立て札のようなものでして…。最初から最後まで何処に行っても窮地に立つ時があっても基本方針を貫ぬくぞと言う、いわば覚悟のようなものです。そう考えるとあれは世間様に対してではなく自分に向けて書き記しているのかも知れません。楽器作りは自分との対峙の連続です。

 

もっと有名になりたいとか誰かに認められたくて毎日楽器を作っているわけではなく、今も昔も変わりませんが一つのオーダーに対してオーダー主さんと私のただ二人がとことん納得行くことのみが目的です。もっと言うと大抵の場合、何度かやり取りした後は最終的にオーダー主さんは私の納得行くまで納得行くものを作ってくれとなることが多いので詰まりは私自身が納得できるものに仕上げることの繰り返しです。結果、仕事イコール自身との対峙であり続けます。現時点で個人様のオーダーは今日また一台スタイル7Sが入って10台。テナー製作はここ数ヶ月間、実戦で試しながら試行錯誤を重ねてようやくフレットまで決まったところのため遅れています。また岐阜の天候がこのところ良くないため塗装も進みません。しかし焦らずじっくりと完成させて行きたいと思います。